副業の確定申告にはe-taxが便利!そのやり方と注意点は?

 

うれしいことに副業の収入が順調に伸びてきたので、いよいよ今年は確定申告が必要だ…。

 

と、喜んでいたのですが…

 

必要経費の領収書を整理したり、計算するのが思うように進まなくて、確定申告書を出しに行ったのは申告期限ギリギリの3月15日

 

仕事の合い間に時間をつくって税務署に行ったら、外まで行列が出来てる!

 

なんと…

 

確定申告書を提出し終わるまでに…なんと!2時間!!

 

これ、

 

一昨年の私の話です。

 

あの長~い行列に懲りて、今年の確定申告はインターネットで確定申告書の入力をして、そのまま提出までできてしまう「e-tax(イータックス)」で申告をすることにしました。

 

この記事では…

  • 実際に国税庁の電子申告「e-tax(イータックス)」で確定申告をした手順
  • そしてサラリーマンの副業ならではの…十分に気をつけないといけない恐ろしいことになる「住民税」の徴収方法の選択のしかた

などについて、実際のe-Taxの画像なども入れて書いていますので、次回の確定申告の参考にしていただければと思います。

 

「e-tax」は副業をしているサラリーマンの人におススメ!

 

この「e-tax」、実際にやってみたらわりと簡単!自宅に居ながら確定申告ができたのはもちろん、その場で納税も済ませることができました。

 

「e-tax」での確定申告は、副業をしているサラリーマンにとてもおススメです。その理由は…

  • 税務署に確定申告書を出しに行ったり、郵送する手間がかからない
  • 所得や所得控除などの金額を入力していくと、自分で計算しなくても「税金の計算」をしてくれて「納める税金」の金額も自動で表示されてわかりやすい
  • 「e-tax」は確定申告の期間中は土日祝も含めて24時間対応しているので、休みの日や仕事から帰ってから夜に申告することができる
  • 申告期限(3月15日)の日も24時まで対応しているので、当日中に送信できれば確定申告の期限に間に合う

からです。

 

 

逆にデメリットは?というと…

 

これといって、デメリットはないと思いますが…

  • e-taxの場合、「源泉徴収票」や「控除証明書(控除をうけるものがある場合)」は提出する必要がなく、申告書の控えや必要経費の領収書などと一緒に5年間保存しなければいけません。整理が苦手で失くしてしまうことが多い人には心配

といったところでしょうか。

 

国税庁の電子申告「e-tax」を利用するには?

 

国税庁の電子申告「e-tax」を利用するのに、2つの方式があります。

 

マイナンバーカード方式

  • 「マイナンバーカード」と「ICカードリーダー」が必要です
  • 「e-tax」の開始届出書を税務署に提出したり、IDやパスワードを発行してもらう必要がありません(以前は必要でしたが平成31年1月から簡素化されて不要になりました)

 

ID・パスワード方式

  • 前もって税務署に行き本人確認をしてもらい、IDとパスワードを発行してもらう必要があります
  • 「マイナンバーカード」と「ICカードリーダー」は使いません
  • 「マイナンバーカード」が普及するまでの暫定的な方法なので、いずれなくなる可能性があります

 

私は、まだマイナンバーカードの交付をうけていないのとICカードリーダーを持っていないので、税務署に行って手続きをしておいて「ID・パスワード方式」で申告をしました。

 

e-taxで確定申告!カードリーダー不要で簡単・便利に!

 

「e-tax」で確定申告をするのに用意するもの

 

「e-tax」を使って確定申告するのと、紙の確定申告書に記入して申告する場合とで、とくに必要な書類などに違いはありません

 

「e-tax」で確定申告するのに用意するものは…

  • 会社の年末調整が終わってから渡された「源泉徴収票」
  • 副業の売り上げなどがわかる「支払調書」や「売上の明細」など
  • 副業の売り上げをあげるのにかかった「必要経費」の領収書類(前もって金額を計算しておきます)
  • 「マイナンバーカード方式」の場合は、マイナンバーカードとICカードリーダー
  • 「ID・パスワード方式」の場合は、税務署で渡された「ID・パスワード方式の届出完了通知」(申告の時に必要な利用者識別番号がでています)

です。

 

この「届出完了通知」にe-Taxで使うIDがでています

 

もしも年末調整で「生命保険料控除」など出し忘れたものがあれば、確定申告でまとめて申告できるので、その場合は「控除証明書」などを用意しておきましょう。

 

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国税庁のホームページから「確定申告書等作成コーナー」のページへ

 

では実際の画面(平成31年の確定申告のときのものです)で「e-tax」の手順を見ていきましょう(「ID・パスワード方式」で申告する場合です)。

 

※ページの表示が重くなるので、画面のキャプチャを一部省略します

 

国税庁のホームページにアクセスしてトップページの「確定申告書等作成コーナー」をクリックすると、次のような画面がでてきますので「作成開始」をクリックします。

 

<国税庁ホームページ 確定申告書等作成コーナー>

 

次の「事前確認」の画面では「e-taxで提出する」のボタンをクリック。

 

続いて「e-taxを選択された方へ」のところは「ID・パスワード方式により提出する」のボタンをクリックします

 

次の「e-taxのご利用のための事前準備を行います」の画面では、推奨環境や利用規約を確認したら「利用規約に同意して次へ」をクリックします。

 

その次の「利用者識別番号等の入力」の画面では、税務署で「ID・パスワード方式」を申請したときに発行された「ID・パスワード方式の届出完了通知」にでている「利用者識別番号」と自分が設定したパスワードを入力します。

 

<国税庁ホームページ e-Tax入力画面>

 

IDとパスワードを入力して「次へ」をクリックしたら、「検索完了 入力された利用者識別番号に該当する情報がありませんでした…」という画面になって、一瞬あせりますが、そのまま「次へ」をクリックします。

 

すると、

 

「事前準備完了 e-Taxのご利用のための事前準備が終了しました」という画面になるので、「申告書等を作成する」をクリックします。

 

<国税庁ホームページ e-Tax入力画面>

 

確定申告書の項目を入力していく

 

いよいよ、ここから「確定申告書」に必要な金額などを入力していきます。

 

まず、

確定申告書の項目を入力する

  • 「作成する申告書等と年分を選択してください」→「平成31年分の申告書等の作成」を選びます(画像は平成30年分になっています)
  • 「作成する申告書等の選択」→「所得税」を選びます
  • 「入力方法の選択」→「左記以外の所得のある方(すべての所得対応)」
  • 「申告書の入力をはじめる前に」→「作成する確定申告書の提出方法」は「e-Taxにより税務署に提出する」を選んで、「申告される方の生年月日」を入力

ここまで一通り入力をします。

 

<国税庁ホームページ e-Tax入力画面>

「入力方法の選択」→「左記以外の所得のある方(すべての所得対応)」を選択します

「e-Taxにより税務署に提出する」を選択、「申告される方の生年月日」を入力します

 

そうすると、いよいよ確定申告書に金額を入力していく「所得税・所得控除等入力」の画面になります。

 

<国税庁ホームページ e-Tax入力画面>

 

ここでは「①すべての申告に対応」のフォームで入力していきます。

 

本業である「給与所得」の金額を入力する

 

まず「本業」のほうの「給与所得」について入力していきます。

 

会社で年末調整をうけたあとに渡された「源泉徴収票」にでている金額を入力していきます。

 

「給与所得の入力」の画面には「源泉徴収票」の見本があり、入力が必要な項目に番号が振ってあるので、その番号にしたがって数字を入れていけばいいので、とてもわかりやすくなっています。

 

<国税庁ホームページ e-Tax入力画面>

 

「給与所得の入力」の画面は4ページあるので、順番に収入金額や源泉徴収額、扶養の人数や所得控除などを入力していきます。

 

最後に支払者(会社のことです)の住所と氏名又は名称を入力すると、確認画面がでてくるので間違いがなければ「次へ」をクリックします。

 

<国税庁ホームページ e-Tax入力画面>

 

そうすると次のページでは確定申告書の画面がでてきて「給与所得」にかかる所得税の金額が表示されています。

 

<国税庁ホームページ e-Tax入力画面>

 

「副業」の収入や「必要経費」を入力する

 

次に「副業」で稼いだ収入と、かかった費用「必要経費」を入力していきます。

 

私の場合は「アフィリエイトによる収入」なので「雑所得」に該当します。

 

入力していくには、

  • 「副業」のほうで発行してもらった「支払調書」や「売上の明細」などにでている金額
  • e-Taxの入力をするまえに、あらかじめ計算しておいた「必要経費」の金額

が必要です。

 

アフィリエイトやネットオークションなどで「支払調書」が発行されない場合は、自分のIDの管理画面で「売上の明細」などをダウンロードするか、銀行口座の通帳などで金額を確認します。

 

「雑(その他)所得の入力」で「上記以外(報酬等)」の欄に「①収入金額の合計額」「②必要経費の合計額」を入力、給与所得のときと同じように「支払者の氏名・名称」「支払者の住所」を入力していきます。

 

<国税庁ホームページ e-Tax入力画面>

 

次にいくと「確定申告書」の画面になりますが、ここまでに入力してきた数字から

  • 「本業」と「副業」のそれぞれの金額
  • 「本業」と「副業」の所得をあわせた金額から「所得控除」を差し引いて計算した「所得税の金額」
  • 「副業」の分の所得をあわせた金額から計算された「所得税」から、すでに納めてある「源泉徴収額」を差し引いてでてきた「納める税金(確定申告をして納めることになる所得税)」の金額

などが自動的に計算されて「確定申告書」の項目に表示されています。

 

<国税庁ホームページ e-Tax入力画面>

 

入力した金額、表示されている金額に間違いがなければ、次の画面へ進みます。

 

すると、さきほどの「確定申告書」の画面で表示されていた「納めるべき税金」の金額が「webページからのメッセージ」として「納税額は〇〇〇〇〇円です。」と表示されます。

 

<国税庁ホームページ e-Tax入力画面>

 

サラリーマンの「副業」の場合にはここが大事!「住民税等入力」

 

副業が認められている場合は別ですが、「本業」以外に収入があることを会社には絶対に知られたくない!という場合、ここの画面での入力を忘れないようにしましょう

 

源泉徴収票などの確定申告に必要な書類をそろえたり、必要経費の金額を計算して、e-Taxの画面でひととおり金額を入力し終えると、つい安心して、飛ばしてしまいがちなので注意が必要です。

 

この「住民税等入力」の画面で、まず「住民税・事業税に関する事項」をクリックします。

 

<国税庁ホームページ e-Tax入力画面>

 

すると、

  • 「1 給与・公的年金等以外の収入がある方の入力項目」という画面がでてきます
  • 「給与・公的年金等に係る所得以外の所得に係る住民税の徴収方法の選択」と書かれているので、ここで必ず「自分で納付」を選びましょう

 

<国税庁ホームページ e-Tax入力画面>

 

この画面で「自分で納付」を選んでおかないと、確定申告した分の「副業」の金額もあわせて計算された「住民税」の金額が「給与天引きで納付する金額」として会社に通知がいきます

 

このことで必ず「副業」が会社にバレるとは限りませんが、前の年に比べて給与の金額が増えたり、扶養家族が減ったりしたわけでもないのに「天引きする住民税の金額」が増えているというのは、「???なんだろう?おかしいな…?」と思われたりします

 

これが会社で「副業」が疑われるきっかけになる可能性がなので注意しましょう!

 

「住所・氏名等の入力」

 

つぎの「住所・氏名等の入力」に進むと、あらためて「あなたの納税額は〇〇〇〇〇円です。」と金額がでていて所得税の納付方法が一覧になって出ています

 

<国税庁ホームページ e-Tax入力画面>

 

この画面では…

  • 銀行口座から引き落しをする「振替納税」で納付する場合は「振替用紙」
  • コンビニでレジで支払う「コンビニQR納付」で納付する場合は「納付用QRコード」

を作成することができます。

 

あとは「氏名」や「住所」などを入力していきますが「マイナンバー」を入れる欄があるので、マイナンバーがわかるように「マイナンバー通知カード」などを用意しておきましょう。

 

<国税庁ホームページ e-Tax入力画面>

氏名や住所などを入力したら「入力終了(次へ)」をクリックします

マイナンバーを入力したら「申告書等作成終了 次へ>」をクリックします

 

ここまで入力するとe-Taxでの確定申告書の入力は終了です。

 

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最後は「申告書等の送信・印刷」

 

確定申告書の作成に必要な金額や「住民税の徴収方法」、住所・氏名、マイナンバーの入力が終わったら「申告書作成終了 次へ」をクリックして「申告書等の送信・印刷」の画面に移ります。

 

<国税庁ホームページ e-Tax入力画面>

 

「送信前の申告内容確認」の画面では、e-Taxで送信する確定申告の帳票を確認、印刷することができます

 

念のため入力に間違いがないか確認したら、自分の控えとして

プリントアウト

  • 申告書等送信票(兼送付書)
  • 申告書B第一表(申告内容確認票)
  • 申告書B第二表(申告内容確認票)

を印刷しておいて源泉徴収票や必要経費の領収書などと一緒に保存しておきましょう。

 

この確定申告の帳票類はPDFファイルで表示されるので、印刷と同時にデータでパソコンなどに保存しておくことをおすすめします

 

帳票の確認と印刷が終わったら「次へ」をクリックして

  • 利用者識別番号(税務署でID・パスワード方式を申請したときに発行された番号です)の確認
  • 「税理士」や「登記情報」などの確認(該当しなければ「いいえ」のままで次へ進みます)
  • 「市販の会計ソフト等を利用する場合」の確認(使用していなければ「いいえ」のまま)

が終わったら「次へ進む」をクリックすると、「送信結果(即時通知)の確認」という画面が表示されます。

 

<国税庁ホームページ e-Tax入力画面>

 

「送信結果」のところに「送信成功しました」というメッセージが表示されていれば問題なく申告書は提出されていることになります。

 

これで無事、e-Taxでの確定申告は終了です。

 

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「住民税等入力」を忘れていた場合はどうすればいい?

 

確定申告に必要な項目をすべて入力して、内容も確認したので、e-Taxで送信!したあとに…

 

「あれ!?住民税の納付方法を選ぶのを忘れてた!!!」

 

と気がついた場合はどうすれば良いのでしょうか?

 

実は…

 

私は今回、実際に「住民税等入力」の欄を見落として飛ばしてしまい、最後の入力も終えてデータの送信も済ませてしまいました。

 

 

プリントアウトした申告書の控えを確認してみると、確かに「住民税の徴収方法の選択」の欄は、「給与から差引き」「自分で納付」のどちらにも〇印が入っていない…。

 

この状態で提出したとして「どちらで納付しますか?」なんてお尋ねの連絡がくることは考えられないので、確実な徴収方法として「給与から差引き」で会社に通知がいくことになるのでしょう。

 

市町村から住民税の金額が会社に通知されて、前の年よりも金額が増えていたとしても、100%の確率で「副業」がバレるわけではないと思いますが、バレたら大変なことになるので焦りました。

 

そこで税務署に電話で確認をしてみたところ…

 

「申告書の内容に間違いなどがあれば入力し直して、もう一度送信すれば後から送信されたものが有効になりますよ」

 

という回答をいただいたので、再度「e-Tax」にログインして「住民税等入力」のところで「自分で納付」を選び直して、もう一度確定申告のデータを送信しました。

※「e-Tax」の画面では、入力の途中や入力し終えたところで「データを保存」しておくと、入力したデータを使って確定申告書の再作成ができるようになっています。

 

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「ID・パスワード方式」のe-Taxを利用して確定申告をしてみた感想

 

「本業」の収入だけでは何かと不足しがち、老後に備えての資金も不安だらけなので副業を始めて4年。

 

売り上げが伸びてきて、はじめての確定申告をしたのが一昨年。

 

確定申告書を仕上げるのが申告期限ギリギリになってしまい、税務署に提出に行きましたが長い行列に延々と並ぶはめになりました…。

 

 

もう、あんな思いをするのはコリゴリだ…そう考えて、今回は税務署で事前に「ID・パスワード方式」の申請を済ませて、e-taxで確定申告をしてみました。

 

申告をすませての感想ですが…

  • 私は、いつも確定申告書を出すのがギリギリになってしまうのですが、e-taxの場合は確定申告最終日(3/15)の23:59までにネットで提出すればいいので、その点が助かった
  • 源泉徴収票にでている金額を確定申告書のどこの欄に入力すればいいのかなど、入力の画面がわかりやすかった
  • 確定申告書を手書きで作成する場合、合計金額の欄は自分で記入しますが、e-taxの画面なら各項目に数字を入れていくと合計の金額がでるので、手間がはぶけるし計算間違いがすくない

と思いました。

 

そして!

 

何よりも「確定申告の時期の税務署にできる行列に延々と並ばなくても済む!」これが最大の魅力、メリットですよね。

 

副業をしていて給与所得以外の収入があるサラリーマンの人には、この「e-tax」による確定申告はおすすめです。

 

それほど高いものではありませんがICカードリーダーを買って準備しなくても、「ID・パスワード方式」ならのマイナンバーカードとICカードリーダーなしでe-Taxが利用できて便利です

 

管轄の税務署ではなくても「ID・パスワード方式」の申請はできますので、税務署が混雑しないうちにIDとパスワードを発行してもらっておくことをおすすめします。

※「ID・パスワード方式」はマイナンバーカードが普及するまでの暫定的な措置となります。

 

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