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日々男
そう思っていたのに申告書が出来上がったのは、また申告期限ギリギリ…。
ようやく出来上がった確定申告書を提出しに行ったら…税務署の門の外まで長~い行列が。
少しずつしか進まない行列に並ぶこと1時間半、ようやくの思いで申告書を出し終わったけれどクタクタ…。
こんな経験ありませんか?
私は、この前の確定申告の時、前の晩に遅くまでかかり、ようやくの思いで申告書を仕上げて、翌日仕事の半休をとって税務署に行ったのですが、税務署がものすごい混みようで、1時間半以上並んでようやく申告書を提出しました。
それが…
平成31年の確定申告から、申告書をネットで簡単に送信して提出ができるようになるのです。
日々子
そうなのですが…
e-tax(電子申告)で確定申告をするためには、マイナンバーカードとICカードリーダーが必要です。
それが簡単な手続きをすれば、「ID・パスワード方式」といって、マイナンバーカードやICカードリーダーがなくても申告書をネットで提出できるようになるのです。
私自身、副業の収入があって確定申告をしているのですが、いつも申告書を仕上げるのに時間がかかり、混雑するなか税務署に提出に行っていました。
それがマイナンバーカードもICカードリーダーも必要なく、自宅のパソコンから確定申告が完結するなら便利になりますよね。
先日、税務署に行って手続きをしてきたので、この「ID・パスワード方式」について書いてみたいと思います。
マイナンバーとカードリーダーなしで申告できる
今までも国税庁のホームページにある「確定申告書等作成コーナー」で金額などを入力していけば、確定申告書を作ることができました。
参考 国税庁ホームページ国税庁
ただe-tax(電子申告)を使って、出来上がった申告書を送信して提出するのには、マイナンバーカード(または有効期間のある住民基本台帳カード)とICカードリーダーが必要になるのです。
これが、平成31年の確定申告(平成30年分の所得の申告)からは、e-tax(電子申告)を使った申告の仕方が…
- マイナンバーカードとICカードリーダーがなくても、税務署で発行してもらったIDとパスワードで申告書を送信できる「ID・パスワード方式」
- 今までと同じように、マイナンバーカードとICカードリーダーを使って、申告書を送信する「マイナンバーカード方式」
の2通りになります。
平成31年の確定申告から利用できるようになる「ID・パスワード方式」は、e-tax(電子申告)で申告するときに必要だったマイナンバーカードとICカードリーダーがなくても、税務署で発行してもらったIDとパスワードがあれば申告書を送信をして提出することができる方式です。
「ID・パスワード方式」を利用するには…
- 運転免許証などの身分証明書を持って税務署に行って手続きをします
- 税務署の係の人の案内で備え付けのパソコンを操作、本人確認をしてもらいIDとパスワードを発行してもらいます
- どこの税務署でも手続きはできます(所轄の税務署ではなくても手続きできます)
IDとパスワードを使えば、e-tax(電子申告)で確定申告書を提出できるようになるので、混雑しているときに並んだり、申告書の提出のために仕事を休んだりする必要もなくなるのです。
ただし3年くらいの暫定措置
前回の確定申告の時、税務署の職員の人が配っているチラシで「ID・パスワード方式」のことを知り、「これは便利になる!」と喜んでいました。
確定申告の会場で配っていたチラシです
ですが…
ただ、よく調べてみると「3年年程度の暫定措置」なのだそうです。
国税庁では「マイナンバーカードの普及状況を見て、この制度を続けるかどうか決める」ということなんですね。
国税庁のホームページにも
暫定的な措置であるため、お早めにマイナンバーカードの取得をお願いします。
(国税庁では「マイナンバーカード方式」を推奨しています。)
と出ていました。
e-tax(電子申告)は、あくまでもマイナンバーカードとICカードライターを使って申告するのが本来の方式ですが、マイナンバーカードの普及率が思わしくないためなのか、IDとパスワードでも申告できる「ID・パスワード方式」を3年程度使えるようにしますよ、ということなのですね。
マイナンバーカードの普及率
全国で11.5%(平成30年7月1日現在)
マイナンバーカードの普及率がどのくらいになるまで状況をみるのかはわかりませんが、「3年程度」はIDとパスワードで確定申告ができるのであれば、手続きをしておいて損はないと思います。
IDとパスワードの発行をしてもらってきた
私はいつも「今度の確定申告こそは早めに準備をして、税務署があまり混雑しないうちに申告書を出しに行こう」と思っているのですが、たいていギリギリになってしまうので、空いているうちに提出しに行く自信がありません。
でも、また長い時間並んで書類を提出するのは嫌なので、e-tax(電子申告)で確定申告をしたいと思い、先日「IDとパスワード」を発行してもらうために税務署に行ってきました。
受付で番号札をとると要件を聞かれたので、「e-taxのIDとパスワードを発行してもらいたいのですが」と伝えると、手続きをするためのパソコンの前に案内してくれました。
手続きはいたって簡単、5~6分で出来てしまいます。
- 必要なものは運転免許証などの本人確認書類
- 印鑑は必要ありません
「届出完了通知」には16桁のID(利用者識別番号)が出ています
前回の確定申告の時にもらったチラシには、「本日お時間が取れない方は、平成30年4月以降に所轄税務署にお越し下さい」と書かれていました。
今回質問してみたところ、IDとパスワードを発行してもらうのは所轄の税務署ではなくても大丈夫ということでした。
ですので、時間のある時に会社の近く、出先にある税務署など、どこの税務署でも手続きできます。
確定申告が便利になりそう
確定申告書を提出するには、直接税務署に出しに行く以外にも、
- 郵送する
- 税務署の「夜間文書収受箱」に投函する
方法もあります。
混雑した税務署で長い時間並びたくなければ、郵送したり収受箱を利用してもいいのですが、e-tax(電子申告)はパソコンで申告書を作り、出来上がったらその場で送信して提出が済んでしまうのが魅力です。
しかも…
- スマホでもe-tax(電子申告)を使って確定申告書の作成や提出ができる(e-taxのソフトや暗号化通信に使うルート証明書のダウンロードが必要です)
- 確定申告の時期は、e-tax(電子申告)が平日・土日祝日24時間の利用が可能です(ふだんは平日の8:30~24:00)
なので、出先からスマホを使ってデータを入力して申告することもできますし、確定申告の時期は申告書が出来上がれば夜中でも送信して提出できるので、確定申告がかなり便利になりますね。
実際に「ID・パスワード方式」で申告をしてみましたが、わかりやすく簡単に申告することができました。
副業の確定申告にはe-taxが便利!そのやり方と注意点は?
IDとパスワードを発行してもらったら、e-tax(電子申告)で必ず確定申告しなければいけないということではありません。
e-tax(電子申告)にしないで、申告書をもらってきたり、国税庁のホームページの「確定申告書等作成コーナー」で申告書を作成して、自分で出しに行ったり郵送で提出することも、もちろん出来ます。
今回の「ID・パスワード方式」は暫定措置ということで、「3年程度」と期限がありますが、マイナンバーカードの普及状況によってはもう少し延びたりして…などと思わないでもありません。
でも少なくても今回から3年くらいは、マイナンバーカードとICカードリーダーなしでe-tax(電子申告)できるので、確定申告をする予定の人はとりあえずIDとパスワードを発行してもらっておくことをおすすめします。
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