生命保険は海外で死亡したらどうなるの?保険金は払われる?

 

「今入っている生命保険って海外で死んだときも保険金払われるのかなぁ?」

「日本の保険会社だから日本に住んでる場合だけだったりして…」

 

海外の地で生活をすることになった…出国するまではいろいろと準備などで忙しく、また慣れない土地での暮らしに不安を感じることもありますよね。

 

そんなときに、ふと気がついた…そう!生命保険のことです。

 

万が一の場合にそなえて入っている生命保険ですが…仕事の都合や留学などで海外に住むようになった場合、入っている保険はそのまま海外でも保障されるのでしょうか?

 

死亡した場合の保険金が日本の国内では支払われても、海外で死亡した場合は無効なんてことがあったりして…。

 

そこで…

  • 加入している生命保険は海外でも保障されるの?
  • 海外で死亡した場合、保険金の請求はどうすればいいの?
  • 海外に住むことになった場合、生命保険に関してなにか必要な手続き気をつけた方がいいことは?

など、

 

海外転勤や留学などで海外に暮らすことになった場合の、現在入っている生命保険についての疑問をまとめてみました。

 

 
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海外で死亡しても保険は払われる?

 

今まで保険料をかけてきた生命保険、転勤や留学などで海外に住むようになって、もしものことがあったときに保険金は払われるのでしょうか?

 

答えは…

 

海外で生活しているあいだに万が一のことがあって死亡したとしても、生命保険の死亡保険金は支払われます

 

日本の国内で入った生命保険だから、日本で死亡した場合しか保険金が出ないとか海外で生活している間に死亡しても保険金が支払われない、などということはありません。

 

海外で生活していても国内に居ても、約款(やっかん)といって、それぞれの保険の保障の内容などについて細かく書かれている生命保険の規定に出ているとおりに保障されているのです。

 

 

ただし海外に滞在することになったとき、入っている生命保険について…

  • 保険会社に提出する書類がある
  • 保険料の払い込み方法を変えておいたほうが良い場合がある
  • 海外に滞在している間、保険の契約について気をつけたほうが良いこと
  • 海外に滞在している間、保険の契約について取り扱いしてもらえないこと

など、事前の手続きや覚えておいた方がよい点があります。




 

海外に渡航する前にしておくこと

 

転勤や留学などで海外に住むことになった場合でも、入っている生命保険は日本にいるときと同じように、契約している内容の保障があります。

 

ただし、海外に滞在することになった場合には保険会社に提出しておく書類、場合によって必要な手続きがあります。

 

「海外渡航届」を提出する

 

転勤や留学などで海外に滞在することになったときには、そのことを保険会社に届ける書類があります。

 

それは…

  • 海外渡航届(それぞれの保険会社で書類が用意されています)
  • 免許証などの本人確認書類

です。

 

「海外渡航届」で届ける項目は、

  • 加入してる生命保険の証券番号
  • 契約者の氏名
  • 渡航予定日
  • 帰国予定日
  • 渡航先の住所や電話番号、Eメールアドレス
  • 渡航中の国内での代理人の氏名と住所・連絡先

などです。

 

この海外渡航届は海外勤務や留学する場合のように長期で海外に滞在するときに提出しますが、海外旅行の場合は提出する必要はありません。

 

 

海外渡航届に記入する「代理人」は、国内にいる家族などに指定することになると思いますが、代理人に指定された人は、

  • 保険会社からの通知の受け取ったり、連絡先になる
  • 保険料を振り込みで払う場合に金融機関で払込をする

ことなどを本人に代わってします。

 

海外渡航届は「手続き」というよりも、海外に行くことになったことと渡航している間の連絡先などを保険会社にしらせておく、という感じの書類です。

 

また、海外勤務や留学を終わって日本に帰ってきたときには、「帰国届」というものを保険会社に提出します。

 

保険料の払い込み方法を変更する

 

海外に滞在している間、毎回の保険料が確実に払い込まれるように、変更が必要な場合は手続きしておきます。

  • 銀行口座からの引き落としだったが、その口座は使わなくなる
  • クレジットカード払いだったが、そのカードやそのカードの引き落し口座を使わなくなる
  • 給与天引き(団体扱い)だったが、異動後は会社で天引きしてもらえない

などの場合には、渡航後に保険料の払い込みができなくなってしまうので、払い込みができる方法に変更しておきます(銀行口座は使わなくなるので、海外に行ってからも使えるクレジットカードの支払いに変更するなど)。

 

 

また、海外に滞在しているあいだ銀行などからの引き落としが難しい場合には、「代理人に振り込んでもらう」「保険料を前納する」という方法があります。

 

  • 代理人に振り込んでもらう
    海外渡航届で名前を届けてある「代理人」に毎回の保険料を保険会社あてに振り込んでもらいます。
  • 保険料を前納する
    「前納(ぜんのう)」というのは、保険料を前もって先々の分まで払ってしまう方法です。出国する前に保険料を「前納」して払っておけば、途中で保険料が払い込みがなくて保険が失効してしまうのを防ぐことができます。

 

 
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保険金をもらう場合は?

 

海外勤務や留学中に万が一のことがあって海外で死んでしまった場合でも、入っていた生命保険から死亡保険金は支払われます。

 

では、海外に滞在している間に病気や事故などで死亡した場合、保険金をもらうためには手続きをどのようにすればいいのでしょうか?

 

死亡保険金を受け取るための手続きには、

  • 死亡診断書(または死亡検案書)
  • 亡くなっていることが記載されている(除籍といいます)戸籍謄本または戸籍抄本
  • 災害や事故などで死亡した場合に保険金を割り増して支払う保障などがついている保険の場合は、災害や事故で死亡したことがわかる現地の新聞記事や交通事故であれば交通事故証明書、保険会社の受傷状況報告書

などの書類が必要になります。

 

 

死亡保険金の受取人が、国内にいる家族などの場合であれば…

  • 死亡診断書や死亡検案書、災害・事故のときの新聞記事、交通事故証明書を現地の病院や警察から取り寄せる
  • 役所で死亡届を出して除籍(じょせき)の手続きをする

 

死亡保険金の受取人が一緒に海外へ渡航していた家族の場合は…

  • 現地で死亡診断書や死亡検案書、新聞記事や交通事故証明書などの必要書類をそろえておく
  • 帰国してから役所に死亡届を提出、除籍(じょせき)の手続きをする

 

そして保険金の手続きに必要な書類がそろったら、保険金の請求手続きの用紙などと一緒に保険会社に提出をします。

 

生命保険の死亡保険金は海外の口座には送金してもらうことができないので、日本国内で開設してある口座に振り込んでもらうことになります。

 

海外に移住している場合や外国に帰化した場合は、保険会社の取り扱いが違う場合があるので、コールセンターなどを通じて個別に保険会社へ問い合わせましょう。

 

海外に渡航する場合に注意しておきたいこと

 

生命保険の保険金は海外で死亡した場合でも、国内の場合と同じように支払われますが、海外に滞在中は受付をしてもらえない手続きがあるので注意が必要です。

 

海外に渡航している間は…

  • 加入している契約の保険金を増額する
  • 加入している生命保険の契約に特約をつける
  • 契約が失効してしまった場合の復活(契約を元に戻すこと)

などの手続きの取り扱いをしてもらえません。

 

 

このなかでも契約の「失効」にはとくに注意が必要です。ふつうは保険の契約が失効してしまった場合は、医師の診査を受けたり健康状態を告知(告知書という書類に申告する)をして、健康状態などに問題がなければ、遅れている保険料を払い込んで契約はもとに戻ります。

 

ところが海外では、この「医師の診査」や「健康状態の告知」を保険会社が取り扱わないので、保険の契約を復活したくてもできないことになり、大事な保険の保障が無効になってしまいます。

 

海外に渡航する前にしておくこととして「保険料の払い込み方法を確実な方法に変更しておく」のは、保険料の払い込みが途中で遅れてしまい契約が失効してしまうのを防ぐためです。

生命保険の失効と復活についてはこちらの記事へ

 

保険会社に確認する

 

海外勤務や留学などで海外に行く前は、いろいろな手続き、引っ越しなどで何かと忙しいですが、生命保険の関係の手続きなどについても漏れのないようにしましょう。

 

それぞれの保険会社では、海外に渡航予定の人向けにホームページなどでも情報を提供しています。

 

また保険会社によっては、渡航前、渡航後の手続き、海外からの問い合わせ先、海外渡航届などの手続き書類の記入見本などが出ている「海外渡航のてびき」という冊子を用意しているので、海外へ行く前の準備にもらっておきましょう。

 

個別の契約についての問い合わせや不明な点は、保険会社のコールセンターを通じて、渡航前にしっかり確認しておくことをおすすめします。

 

ところが、いざ渡航してから万が一のことがあった場合に大事な保険が役にたたなかった…ということでは大変ですので、渡航する前には十分に確認をしておくようにしましょう。

 

 
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