他人の車を運転中に交通事故!?保険の補償はどうする?

 

日々男

いや~この先ず~っと渋滞かぁ…
疲れたでしょ。運転代わろうか?

日々子

 

朝の出発からハンドルを握りっぱなしだったドライバーを気づかったつもりのひと言が、こんな悲惨なことになるとは…。

 

これ…

 

他人の車の運転を代わって交通事故を起こしてしまった時の恐ろしい話です。

 

事故を起こしてしまった車は自動車保険に入っているのに…その保険を使うことができない?!

 

そして…

 

多額の賠償金、治療費や修理代をすべて自分が払う責任を負うことになってしまった…。

 

なんていうことがあり得るのです。

 

交通事故のことなんか想像したくありませんが、起きてからでは遅いので…

  • 友達の車に乗せてもらって旅行をするけれど、途中で運転を代わるかもしれない
  • 彼の車でドライブするときには運転を代わることがある

など、

他人の車の運転を代わることがあるなら、ぜひ確認しておきたいことと、万が一の事故に備えての対策についてまとめてみました。

 

運転していた車の保険が使えない?!

 

自動車保険は万が一の事故のためにかけているんだから、大丈夫でしょ!」

そう思いたいところですが、他人の車の運転を代わって事故を起こしてしまったとき…その車の保険が必ず使えるとは限らないのです。

 

運転する人や年齢が限定されていた

 

ドライブの途中で運転を代わった車で、交通事故を起こしてしまった…。

 

警察を呼んで現場検証をしてもらって、そうだ!とりあえず保険会社に連絡をして…現場でバタバタと事故の対応をしていたら大変なことが発覚!!

 

「今回の事故には、この車の自動車保険は使えない…」

 

想像しただけでも恐ろしくなりますが、実際にあり得る話なのです。

 

 

運転を代わって事故を起こしてしまった車が入っていた自動車保険が、「リスク細分型」というタイプの自動車保険だった場合などがまさにそうです。

 

車を運転する人を持ち主の家族に限定したり、運転する人の年齢を「〇〇才以上」などと限定している自動車保険の場合には、運転をしていた人がその条件に入っていなければ、その事故は保険の対象として補償されないのです。

 

事故の損害の補償に自動車保険が使えないということは…自分で賠償しなければいけないという、なんとも恐ろしいことになります。

 

自動車保険に限定がなくても

 

運転を代わって事故を起こしてしまった車の自動車保険に「家族限定」や「本人限定」「年齢による限定」がついていないとしても、車の持ち主がその自動車保険を使うことを嫌がることも考えられます。

 

例えば、ほかの車と接触事故を起こしてしまった場合に、運転していた車が加入している自動車保険を使うことができれば、相手の車の修理費用を保険でカバーできます。

 

 

また車両保険に入っていれば、運転していた車の修理費用も保険でまかなうことができます(免責といって一部自己負担がある場合があります)。

 

ところが「保険を使うと来年から等級が上がって保険料が高くなるから嫌だ!」とか「運転していたのだから修理代は自分で払って!」などと言われて、自動車保険をつかうことを嫌がられることも考えられます。

 

そうなれば、修理代その他の費用を自分で払わないといけないことになります。

 

対人の場合は「自賠責保険」があるけど…

 

人身事故を起こしてしまった…という場合には、死亡や後遺障害などの補償に自賠責保険」が使われます。そして「自賠責保険」の補償では足りない分について自動車保険(任意保険)が使われるという仕組みになっています。

 

「自賠責保険」は車にかかっている保険なので、事故を起こしてしまった時に運転していた人が「誰か」は関係なく補償されますし、翌年の保険料が上がるということもありません。

 

他人の車の運転を代わって事故を起こしてしまった場合には、その車の自賠責保険を使うことになりますが、補償の対象になっているのは「人身事故」だけなので、物損事故や車両の修理費用は自分で払わなければいけないことになります。

 

また「自賠責保険」で補償される金額は、死亡の場合で3,000万円まで、後遺障害の場合で4,000万円まで、傷害が120万円までです。

 

「自賠責保険」の補償では足りないということになった場合、自動車保険(任意保険)を使うことができなければ、その差額はすべて自分が払わなければいけないということになります。

 

自分で車を持っている

 

他人の車の運転を代わって事故を起こしてしまったとき、その車の自動車保険を使うことができなければ、自分で多額の補償を払うことになる…考えただけでも恐ろしい話です。

 

ところが自分や家族が車を持っていて、自動車保険に加入していれば、話が変わってきます。

 

それは…

 

ほとんどの自動車保険には「他車運転特約」「他車運転危険補償特約」というような名前の特約がついています。

 

自動車保険にこの特約がついていると、他人の車を運転しているときに起こしてしまった事故も補償してもらうことができるのです。

 

他車運転特約

 

「他車運転特約」(保険会社によっては他車運転危険補償特約という名前のところもあります)は、ほとんどの自動車保険に自動でセットされている特約です。

 

友達など他人の車を借りたり、運転を代わった時に事故を起こしてしまった場合に、自分の車にかけている自動車保険を事故の補償に使うことができる、というありがたい特約です。

 

友人知人の車だけではなく、レンタカーや車検などのときの代車を借りた場合の事故にも使うことができます。

 

 

また自分の車に車両保険をかけている場合は、その車両保険の保険金額の範囲内で、事故を起こしてしまった車の修理にあてることができます。

 

この他車運転特約を使った場合は自分の自動車保険の等級は次の年から3等級下がることになりますが、事故を起こしてしまった車の持ち主の保険は使わないので持ち主の等級が下がることもありません。

 

補償されない場合もあるので注意!

 

他人の車を運転しているときに起こしてしまった事故を補償してくれる、とても助かる「他車運転特約」ですが、どんな場合にも使えるわけではなく対象にならない場合もあるので注意が必要です。

 

  • 営業用の車などは対象外
    「自家用」の車はほとんどの車種が補償を受けられるのですが、運送業などで使われる「緑ナンバー」「黒ナンバー」の車、建設用の車両、2トンを超える車両、法人が持ち主になっている車などを運転していた時の事故は対象外です。
  • 走行中の事故のみが対象
    走行中に起きた事故のみが対象で、駐車中、停車中の事故は対象外です。たとえば駐車、停車していたときの「当て逃げ」などは補償されません。
    車が停まっていても信号待ちや踏切での列車通過待ちをしている間の事故は対象になります。

 

家族が車を持っている

 

家族が車を持っている場合は、その車の自動車保険についている「他車運転特約」を使うことで、他の車に乗っていたときの事故に対応することができます。

 

ただし家族がかけている自動車保険の場合、車を運転する人を限定していたり、運転する人の年齢を限定していたりすると「他車運転特約が使えない!」ということがあるので注意しましょう。

 

加入している自動車保険で、車を運転する人や運転する人の年齢を限定したりしていなければ…

  • 「記名被保険者」といって主にその車を運転する人
  • 記名被保険者の配偶者
  • 同居している親族
  • 別居している未婚の子ども

の範囲の人が「他車運転特約」を使うことができます。

 

 

ところが…

 

家族がかけている自動車保険に「本人限定」や「夫婦限定」などの限定特約がついていると、同居している子どもでも「他車運転特約」は使えないということになります。

 

同じように「26歳未満不担保」など運転する人の年齢条件を限定していた場合に、自分がその年齢の条件に入っていないと「他車運転特約」は使えません。

 

また「別居の未婚の子ども」は他車運転特約の対象になるので、実家を離れて暮らしていても自分が独身であれば、親の自動車保険の「他車運転特約」を使えますが、結婚していて実家を離れている場合は対象になりません。

 

「1日分の自動車保険」

 

他人の車の運転を代わった時に起きてしまった事故…。

 

そんな「まさか」の事態に使うことができる、ありがたい他車運転特約ですが、

  • 自分自身も家族も車を持っていないので、自動車保険に入っていない
  • 家族が自動車保険に入っているが、運転する人や年齢が限定されていて、自分は保険の対象になっていない

というような場合、手軽に備えることができる自動車保険があります。

 

それは「24時間単位型自動車保険」というもので、1日分から入れる自動車保険です。

 

特長としては…

  • 保険料は1日500円~
  • 最大7日間まで契約できる
  • スマホやコンビニで簡単に契約できる
  • 他にも運転する人がいる場合、最大4人まで追加できる(保険料は変わります)
  • 渋滞などで運転する時間が延びそうなときはスマホで契約を延長することができる
  • 車両保険をセットするプランを選べば、運転していた車の修理費用などが補償される(上限300万円)
  • 事故の時にはロードサービスをうけることもできる

ということで使い勝手のよい自動車保険です。

 

 

ただし…

  • レンタカーやカーシェアリングの車は対象になりません(レンタカーの契約には対人・対物が無制限、車両の補償、人身傷害の補償などが含まれています)
  • 自分の車や家族の車は対象外です
  • 申し込みの時に登録番号(車のナンバー)の入力が必要です

 

他人の車の運転を代わったときに、とにかく怖いのが、

  • その車の自動車保険には家族限定などの限定特約がついていて自分は対象外だった
  • 家族が自動車保険に入っているが、本人限定や年齢限定があって自分は対象外だった

などが原因で、人身事故や大きな対物事故の賠償に自動車保険の保障がないことです。

 

「24時間単位型自動車保険」に入っておけば、「自動車保険の保障がないまま運転していた」ということがなくなるので安心です。

 

ドライブや旅行の前には保険をチェックしよう!

 

友達などと車で旅行に行く、週末にドライブに出かけるなどの予定があるときには、「自動車保険はどうなのか?」を一度チェックしておきましょう。

 

自分で車を持っている人、家族が車を持っている人は、自動車保険の保険証券を見てみたり家族に聞いてみる、または保険会社のコールセンターに問いあわせてもよいかと思います。

 

  • 自分の車を持っている場合
    「他車運転特約」はほとんどの保険会社で自動車保険にセットになっていますが、念のため特約がついているかどうか、保険証券を見てみるかコールセンターに問い合わせて確認しておきましょう
  • 家族が車を持っている場合
    家族が加入している自動車保険に「本人限定」や「夫婦限定」「〇〇才以上補償」などの限定条件がついていないかどうかを確認しましょう
  • 家族の保険に条件がついていた場合
    家族と話して「限定」の条件をはずす手続きをしてもらう(保険料が上がります)か、条件をそのままにする場合、出かけるときには忘れずに「24時間単位型自動車保険」に加入しておきましょう
  • 自分も家族も車を持っていない場合
    車を出してくれる人に前もって確認できるなら、自動車保険の補償について聞いてみましょう。わからない、聞きにくい…などの場合には出発前にスマホで「24時間単位型自動車保険」に加入しておきましょう

 

 

ドライブや旅行の話をしていて盛り上がっているときに「補償の条件はどうなっているの?」などと保険の話をするのは、シラケるような感じがするかもしれません…。

 

ただ…

「たぶん大丈夫!」は交通事故には通用しません。命にかかわるような事故を起こしてしまった後に「こんなはずじゃなかったのに…」ということにならないためにも、自動車保険の補償はかならず確認することをおすすめします。

 

「24時間単位型自動車保険」は手続きも簡単で、保険料も1日500円~と手ごろです。結果的に運転を代わることがなかったとしても、安心して旅行やドライブが楽しめるように、万が一に備えて加入しておきましょう。

 

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