引っ越したときは車の保険も住所変更！忘れてはいけない2つの場合とは？

そう！車の保険の住所変更です。

でも…

「自動車保険は、毎年欠かさずに更新しているし、保険会社からの郵便が転送されてくれば、前の住所でも問題ないでしょ？」そう思いませんか？

実際のところ、車の保険の住所変更がされていないことも多いのですが…

引っ越しをして住所が変わることが、自動車保険の契約に関係する大事な場合が2つあります。

それは、

場合です。

この2つの場合は忘れずに保険会社に連絡をして住所変更の手続きをしておきましょう。

変更の手続きをしないままでいると、いざというときに保険が大事な役目を果たさない！なんてことにもなりかねないからです。

引っ越しをしたときは車の保険も住所変更が必要

ふだん乗っている車の交通事故への備えとしてかけている保険。

「任意保険(車両保険も含んで)」は、毎年契約を更新する手続きをしたり、契約を見直すのに保険会社を比較したりすることがあるので、「車の保険」といえばパッと思い浮かびますよね。

「自賠責保険」は、車を買った時や車検の時にディーラーや整備工場で加入の手続きをして、次の車検まで車検証と一緒に車にしまってあることがほとんどかもしれません。

引っ越しなどで住所が変わったときには、基本的にどちらの保険も住所変更などの手続きが必要です。

任意保険

対人・対物の補償、車両保険などの、いわゆる自動車保険ですが、引越しなどで住所がかわった場合には「契約内容の変更等」の手続きが必要です。

手続きは、

などの方法で変更をすることができます。

自賠責保険

「自賠責保険」は車検などのときに一緒に加入してそのままのことが多いのですが、

このようなときには、手続きが必要です。

手続きの方法としては

の2つがあります。

手続きには、

が必要になります。

引っ越しをしたときに忘れてはいけない車の保険の手続き2つ

引っ越しをして住所が変わったときには、「任意保険」も「自賠責保険」も、契約内容の手続きとして住所の変更が必要です。

とはいっても…

引っ越して住所が変わっていても、すべての契約が住所変更の手続きをしているか？といったら、手続きされていない場合も多いかもしれません。

ただし、

引っ越しをして住所が変わったときには、絶対に変更の手続きを忘れずにしておかなければいけない場合が2つあります。

それは、

です。

この2つの場合だけは忘れずに必ず変更の手続きをするようにしましょう！

リスク細分型の自動車保険に入っている場合は必ず住所変更の手続きを！

引っ越して住所が変わったら、絶対に車の保険の住所変更をしておかないといけない場合の一つ目が、

入っている任意保険が「リスク細分型自動車保険」の場合です。

任意保険には「リスク細分型自動車保険」「従来型の自動車保険」の2種類があります。

車を使う目的や免許証の色、年間の走行距離などによっては保険料が割安になるので、更新の時期に合わせて保険の見直しをして「リスク細分型自動車保険」を選んでいる人も多いのではないでしょうか？

この「リスク細分型自動車保険」に加入している人は、引っ越しをして住所がかわったときには必ず住所変更の手続きをするようにしましょう。

「リスク細分型自動車保険」は、自動車保険に入るときにいろいろな条件を保険会社に申告する「告知義務」のひとつに「住所」が入っているからです。

そして自動車保険に入ったあとに最初に申告した内容が変更になったときは、「通知事項」といって保険会社に知らせなければいけない項目が決められています。

「リスク細分型自動車保険」の場合、「住所」が「通知事項」の項目のひとつになっています。

ナンバーが新しくなった場合は保険のタイプに関係なく変更の手続きが必要

引っ越しをして、新しく住むことになるところの住所を管轄する陸運支局や軽自動車検査協会が変わる場合には、車検証の住所変更とナンバー(登録番号)の変更が必要です。

引っ越ししたら手続きが必要？！車検証の住所変更はどうする？

ナンバー(登録番号)を変更した場合は、「リスク細分型自動車保険」「従来型の自動車保険」などの種類に関係なく、必ず自動車保険のほうも「登録番号(ナンバー)」の変更の手続きをしておきましょう。

車のナンバー(登録番号)は、「リスク細分型自動車保険」でも「従来型の自動車保険」でも、自動車保険に入るときの「告知義務」になっていて、変更になった場合には保険会社にしらせなければいけない「通知事項」に入っているからです。

自動車保険の住所変更やナンバー変更をしないとどうなる？

引っ越しをして、

には、必ず保険会社に連絡をして登録番号(ナンバー)の変更、住所の変更の手続きは必須です。

というのも…

この2つの場合に変更の手続きをしないと、いざ車で事故を起こしてしまった！というときに、自動車保険が役に立たなくなってしまう恐れがあるからです。

自動車保険を契約したときに渡される「ご契約のしおり」や「約款」には、「通知事項」を保険会社に知らせていなかった場合には、

と書かれています。

「引っ越し先の住所に変更していなかっただけで、本当に保険金が支払われないの？」

「ナンバーを変更したといっても、車自体は一緒だし、運転している人も変わらないのに…」

という疑問が浮かばないでもありませんが、自動車保険の契約の細かい取り決めの内容が書かれた「約款」や「ご契約のしおり」に出ていることなので、実際にそうなることもある…ということなんですね。

1．通知義務等

ご契約後、以下の事実が発生した場合は、遅滞なく弊社へ通知していただく必要（通知義務）があります。 ただちにご連絡がない場合は、ご契約を解除させていただくことや保険金をお支払いできないことがあります。 また、ご連絡いただいた場合であっても、変更後の内容が弊社の引受条件の範囲外（「 ご契約いただける条件」を 参照ください。）となった場合には、ご契約を解約していただくことや、ご契約を解除させていただくことがあります。

SBI損害保険株式会社　個人総合自動車保険「ご契約のしおり」

自分の車の修理などであれば、最悪あきらめれば済みますが、人身事故、死亡事故…なんていう場合に保険が役に立たない…なんて考えただけでも恐ろしい限りです(自賠責保険は有効ですが)。

引っ越して住所が変わった、ナンバーを変更したという場合には、ぜひ加入している自動車保険の保険証券を出してきて、忘れずに変更の手続きをしておきましょう。