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「何かと病院にかかることが多いので、処方された薬の飲み合わせとかが心配。」
とか、
「子どもが病院にかかることが多いので、薬やアレルギーについての情報は病院や薬局できちんと伝えるようにしたい。」
そのためにも「お薬手帳」は使った方がいいと思っているけれど、つい持っていくのを忘れてしまったり、もらったものではすぐにページがいっぱいになってしまったり…。
日々子
薬と一緒にわたされるシールを「お薬手帳」に貼りながら、そう思いました。
自分の気に入ったノートを使って自作した「お薬手帳」でもいいのなら、使い勝手も良くて便利そうですよね?
そこで、
- お薬手帳は自作したものではダメなのか?
- 大きさやページ数など様式にきまりはあるの?
- お薬手帳として必要な項目ってあるの?
などについて調べてみました。
自作のお薬手帳でもOK!
自分が使いやすいように、市販のノートなどで自作したものを「お薬手帳」として薬局などで使うことは自由です。
薬局で配布してくれる「お薬手帳」を必ず使わなければいけないという決まりはありません。
大手チェーンの調剤薬局であれば薬局名の印刷されたお薬手帳をくれますし、血圧などの数値を記入して、自分の健康管理にも使えるお薬手帳をオリジナルで作って配布している薬局もあります。
Amazonなどの通販サイトで探してみると、人気キャラクターの表紙のお薬手帳や、プロ野球チームのマスコットキャラクターのお薬手帳など、いろいろな「お薬手帳」が市販されています。
なので…
- 病院に行くときに忘れないようなものがいい
- 子供のアレルギー情報などが詳しく記録できるものがいい
- 処方された薬の記録だけでなく自分の健康管理もあわせてしたい
- 子どものお薬手帳はかわいらしいものがいい
- 記録したり、シールをはる欄がたくさん欲しい
など、好みや目的などに合ったものを選んだり、使い勝手の良いものを自作して「お薬手帳」として使うことができます。
自作するのに決まりはあるの?
自分が使いやすい中身にしたり、好きなデザインや色のものにする、健康管理の記録などを一緒にまとめておきたいなど、いろいろな目的に合わせて自作したものも「お薬手帳」として使うことができます。
では…
「お薬手帳」の大きさやページ数、表紙などには何か決まりがあるのでしょうか?
また、
お薬手帳の中身に「このことが書いていないとダメ」とか「これは必ず書いてあった方がいい」など、必要な項目ってあるのでしょうか?
サイズや表紙などは?
お薬手帳のサイズやページ数などに決まりはありません。
市販されているタイプの「お薬手帳」でも、A6サイズ(薬局でくれるものと同じ大きさ)やコメントやメモをしっかり書き込めるB6サイズ、銀行通帳と同じサイズなど、いろいろな大きさのものがあります。
サイズは、持ち歩きしやすくて使いやすい大きさのものを選べばよいと思います。
表紙については、決まりではないのですが薬局や病院でわかりやすいように、見やすい位置に「お薬手帳」と「自分の名前」を書いておきましょう。
お薬手帳に必要な項目は?
お薬手帳の中も絶対的な決まりはありませんが、「持ち主の情報」は表紙の裏や最初のページなど、わかりやすいところに書いておきましょう。
項目は、
- 氏名
- 性別
- 生年月日
- 血液型
- 身長、体重
- 住所、電話番号
- 緊急連絡先(氏名、続柄、住所、電話番号)
- アレルギー歴(原因となるもの、薬に名前)
- 副作用歴の有無、(副作用があった)薬の名前
- 既往症
などです。
薬局でもらうことができる「お薬手帳」の表紙の裏にある「あなたの大切な情報」などのページをコピーして貼っておいても良いと思います。
お薬手帳のページをコピーして表紙の裏などに貼るという方法も
薬局で渡してくれるお薬手帳も、意外と表紙の裏のページをきちんと書いている人は少ないのではないでしょうか?
薬局でも健康保険証や処方箋などを出せば用は足りてしまいますが、このページが大事な役割をするときがあります。
それは…
外出中に事故や災害にあったり、具合が悪くなって倒れてしまって病院に運ばれたときです。
「お薬手帳」のこのページから、緊急の連絡先がわかるということもありますし、
- 薬のアレルギーがある
- 現在、治療を受けていて飲んでいる薬がある
- 既往症で大きな病気がある
などの情報がわかり、応急の処置をするのに役立つからです。
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家族の分をまとめたりスケジュール帳との兼用は?
薬局で渡してくれる「お薬手帳」を必ず使わなきゃいけないということではなく、大きさとかページ数も自由なら…
- 子どもたちのお薬手帳を一冊にまとめる
- いつも使っているスケジュール帳と兼用にする
というような使い方はどうでしょうか?
子どもの分や家族全員の分をまとめて一冊のお薬手帳にしておけば、便利なようにも思います。
ですが、処方された薬の記録が一人の分ではないので、薬局の方でも誰のお薬手帳かわかりにくく使いづらいでしょう。
お薬手帳を自作する場合は、一人一冊にして用意しましょう。
また、いつも使っているスケジュール帳と兼用にして、薬局で処方された日付のところに記録していく方法ですが…
この方法もやはり薬局や病院などで見づらく、「お薬手帳」とはわかりにくいので、スケジュール帳とお薬手帳は分けたほうがよいでしょう。
お薬手帳に決められた形はありません。
処方された薬のことだけではなくて、自分の気になる検査の数値などを一緒に記録しておけば、健康管理にも役に立ちます。
ですが、薬局や病院に出したときに「誰のお薬手帳か」がはっきりわかるように、そして兼用ではなくて専用に一冊用意した方がよいでしょう。
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お薬手帳はけっこう役に立つ
私はかなり長いこと、「お薬手帳」は使っていませんでした。
それは、
「今までにかかったことがある病気」とか「薬によるアレルギー」などの項目は、病院や薬局でいつも記入する問診票でもわかるだろうし…。
とか、
「病院にかかることはそれほど多くないし…」「持病があっていつも薬を飲んでいるわけじゃないから…」などと思っていたからです。
ところが…
東日本大震災のときに、避難所で持病が悪化したり健康状態がすぐれない人の治療に「お薬手帳」が役にたった、という記事を読んで考えをあらためました。
病院や薬局が震災の被害をうけてしまって治療の情報が少ないなかでも、持っていた「お薬手帳」から薬の記録がわかったために、必要な薬の手配や処方がスムーズにいったというのです。
私も、処方された薬や副作用のことや薬の飲み合わせなどについて、必要な項目を自分で書きこみやすいように記入できるページが多い、オリジナルの「お薬手帳」を作ることにしました。
健康面についての記録や情報をまとめて、「お薬手帳」を自作で用意しておけば…
- 飲んでいる薬などについて相談するときに役に立つ
- 自分の健康管理にも役立つ
- 持ち歩くことで災害や事故などのときに役に立つ
ということで、一冊の手帳が一石三鳥の役目をしてくれるのです。
自分や家族が飲んでいる薬についての記録と健康管理のために、また万が一の災害に備えて、市販のノートや手帳を使って「お薬手帳」を自作してみませんか?
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