モンドセレクション金賞受賞!その価値は?味の評価なの?

 

先日、出張の帰りに駅でお土産を選んでいたらショーウィンドウに「モンドセレクション最高金賞◎◎年連続受賞!」って大きな表示があるお菓子が売ってました。

 

家に帰ってきてテレビを見ていたら、ビールのコマーシャルの最後に「おかげさまでモンドセレクション最高金賞!」というアナウンスが…。

 

「モンドセレクション」って子供のころから聞き覚えがあるし、よくお菓子のパッケージにメダルのマークが印刷されていたりするので、ばく然と「そういう外国のコンテストで選ばれんだろうな~」と思ってました。

 

っていうことは…

 

出張帰りに会社に買っていくお土産のお菓子も、仕事から帰って家で一杯やるビールもやっぱり「モンドセレクション受賞」っていうほうが、そうでないものより美味しいってことかな~?と思って調べてみたのですが…

 

いや~ビックリ!です。

 

「モンドセレクション」って……自分が思っていたものとは違っていたからです。

 

モンドセレクションって何?

 

他にもよ~く気をつけて見ていると、お菓子などの食料品や飲み物だけだはなくてサプリメントとか化粧品、最近では回転寿司などにも「モンドセレクション受賞」のキャッチコピーがありますよね。

 

そもそも「モンドセレクション」ってどういうものなんでしょう?

 

「最高金賞受賞!」「金賞受賞!」って大々的にうたっていても、あまり詳しい説明がないことが多いのですが、いろいろ調べてみたら「モンドセレクション」は1961年にベルギーに開設された「品質の優秀さを鑑定する国際評価機関」だそうです。

 

 

モンドセレクションのホームページを見てみると…

経験豊富な専門家による感覚器官を使った分析、または認定試験機関による化学分析や細菌分析などが行われます

モンドセレクション ホームページより

 

というふうに書かれています。

 

「感覚器官」ということは目、鼻、舌、耳、皮膚とかだから、専門家が食べてみたり、においを嗅いでみたりしてるってことですね。

 

そして、その専門家の分析と化学分析なんかをあわせて、製品に表示されている内容の通りになっているかを確認してるということらしいです。

 

目とか鼻、舌でも確認しているのなら味の審査かなと思うのですが、「品質の優秀さを鑑定」ということは「美味しさ」を審査するのとは違うのでしょうか?

 

受賞しているものは美味しい!?

 

テレビコマーシャルであの金メダルのマークが大きく出てきて「おかげさまで最高金賞受賞」って言われれば、美味しいからなんだろうな~って思いますよね。

 

ある金賞受賞の製品のホームページには、モンドセレクションは「世界 食品のオリンピック」とも言われており…と紹介されていました。

 

ということは…同じカテゴリーの製品なら、モンドセレクションを受賞しているものの方が美味しいってことになるのでしょうか?

 

 

 

「モンドセレクション」のホームページには、

モンドセレクションは、他のコンテストやコンクールと異なり、製品同士が比較されることはありません。

 

って書いてあるのです!

 

えーッ!?

 

今までず~っと、たくさんの製品が並んでいる会場で審査員の人たちが匂いをかいだり味見をして「これが一番!」「次はこっち!」とか言って、賞を選んでいると思っていたのですが…?

 

「製品同士を比較しない」って書かれているということは…。

 

金賞をもらっているクッキーと、モンドセレクションのことは何も書かれていないクッキーがあったとすれば、受賞している方が断然おいしいとか、美味しさの優劣を競うものではないということですね。

 

まあ言われてみれば、どれが「美味しい」かどうかは、人それぞれの好みや味覚によるものなので、選ばれて章をもらったものだとしても、それが誰にとっても絶対に美味しいものなんてことはありませんもんね。

 

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最高金賞とか金賞とかどうやって決まるの?

 

では「製品同士を比較することはない」というのであれば、どうやって「最高金賞!」とか「金賞!」とか決まるのでしょう?

 

これもモンドセレクションのホームページを見てみると…

 

毎年、70人以上の専門家が集まって、審査される製品の分野ごとに少なくても8人以上の専門家と審査員長が製品の品質を「20項目の評価シート」をもとに審査しているということです。

 

もちろん食べ物や飲み物であれば匂いとか味の分析も含めて鑑定しているのでしょうけど、それはあくまでも「品質が優秀かどうか」を見ているのですね。

 

他にも成分とか栄養価、有効成分についての情報や効能の説明、製品の使用説明などを確認して、それが「パッケージに出ている表示」の通りかどうか、などが評価の対象になっているようです。

 

 

そして、審査員の審査結果は点数化されて

最高金賞90~100点
金賞80~89点
銀賞70~79点
銅賞60~69点

 

というように評価されます。

 

ですので、細かく分野は分かれていますが、例えば10品のチョコレートが応募していたとして、その10品の品質がそれぞれ優秀だと審査されれば、10品がすべて金賞、最高金賞ということもあり得るということになります。

※モンドセレクションのワイン部門は、国際コンテストなので受賞メダルの数の割合が決められています。

 

ちなみに…

 

モンドセレクションで製品の評価を受けたい企業は、

  • 登録用紙に記入してネットかFAXで応募
  • 応募費用 1,200ユーロ(約16万円・2018年5月の為替レートで)を払い込む
  • サンプルを送る

ことで応募することができます。

 

なので、受賞している製品は一定の品質だということになりますが、もともと応募していない会社の製品にはモンドセレクションの表示はないわけで、受賞の表示の有る無しでは単純に比較はできないということですね。

 

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日本では断トツに知名度が高い!

 

モンドセレクションの「受賞のメリット」というのがホームページに出ていますが、まずは「消費者への品質の保証」というものがあげられています。

 

「製品の成分とか効能などが中身と表示に間違いがない」など品質を確認して審査されているのですから、これは間違いなく安心できて信頼も高くなりますね。

 

そして受賞の付加価値として、市場での「販売促進のツール」になるということもあげられています。

 

ある海外のメーカーのコメントとして

「日本での売上を伸ばしたいと思い、モンドセレクションに応募した結果、売上が初年度の3倍になるという成果がみられました」

 

と出ていました。

 

そしてモンドセレクションは他の国に比べて圧倒的に日本での知名度が高いそうです。それは…

 

 

「日本人は品質にとてもこだわりをもっているので、日本の企業がモンドセレクションの価値を重視してして、1961年の創立から日本企業からの応募が多く、継続して応募する企業が多い」からということのようです。

 

モンドセレクションのホームページでは国別の数字は出ていなのですが、2017年の応募状況を見ると…

 

 全体アジア割合
871823.3%
企業96677780.4%
製品2,6912,10978.4%

 

という感じで、企業数と製品数ではほぼ8割がアジアからの応募です。

 

このアジアからの応募数のうちのかなりの割合が、日本の企業、日本の製品ということになるのでしょう。

 

私たち日本人はこういう権威付けには弱いってことでしょうかね…。

 

そういえば「売り上げ〇年連続ナンバー1!」とか「おかげさまで◎◎億食達成!」なんて聞かされると、「へ~。けっこう買っている人が多いんだ!」「じゃあ、いい商品なんだろうな~」って思ってしまいます。

 

それと同じで、「モンドセレクション金賞受賞」って言われると「ほかのものより美味しいんだろうな~」って勝手に想像していましたが、「一定の基準をクリアした品質の製品」ってことだったんですね。

 

日本でモンドセレクション受賞の製品が多いということは、それだけ優れた品質のものが多いということで、とても安心できることです。

 

でも「美味しい!」とか「コッチの方が良い!」は、やっぱり好みや食べ慣れている、使い慣れているという自分の感覚で選ぶのが自然で一番なのだと思った次第です。

 

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