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「えッ?しなきゃダメなの?」
「そうですよ!自転車の防犯登録は義務なんですよ!」
久しぶり…自転車に乗るのも買うのも20年ぶりぐらいなので、自転車の防犯登録が義務だなんてまったく知りませんでした。
健康のために自転車通勤をしようと思い、スポーツタイプの自転車を安く手に入れるために、趣味でロードバイクに乗っている後輩に相談していたら、笑われてしまいました。
てっきり防犯登録は、自転車の販売店で新車を買った時に任意でするものぐらいに思っていたのです。
今は自転車も、ネットの専門店で購入したり、オークションで手に入れる、ネット掲示板で譲ってもらうなど方法がいろいろあります。
自転車の防犯登録は義務になっているので、自転車を手に入れたら必ず登録しなければならないということなので、店頭で買う場合以外に、譲ってもらった場合やネットで手に入れた場合の防犯登録の方法、引越し等で住所が変わる場合はどうするかなど、いろいろなケースについて教えてもらいました。
防犯登録は義務なの?
自転車を自分で買うのは初めて…とか、自転車を買ったのはずいぶん前だったりすると、「防犯登録は任意なんじゃないの?」とか「登録しても気休めなんじゃない?」なんて思うことはありませんか?
私もそうでした…。
平成6年6月20日から「自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的促進に関する法律」というものによって、防犯登録は自転車を利用する人の義務になり、必ず登録しなければならないことになっているのです。
防犯登録は…
- 盗難防止
- 盗まれた場合の車両の特定
- 放置自転車対策
などが目的で、自転車の所有者を明確にして持ち主に変換することに狙いがあります。
自転車販売店やホームセンターなど、自転車を扱っているところが「自転車防犯登録所」に指定されています。
自転車の防犯登録は…
という仕組みになっています。
防犯登録は各都道府県警の管轄なので、都道府県によって
- 有効期限 5年~10年
- 登録料が500円~600円
というように違いがあります。
防犯登録しないとどうなるの?
自転車の防犯登録は法律で「登録しなければいけない」と定めれていますが、登録をしていなかったとしても罰則はありません。
反則金などの罰則はないのですが…
- 防犯登録のシールが貼られている(登録されている)自転車と、そうではないものとでは、シールの貼られていない自転車の方が盗難にあいやすい
- 盗難されたのちに放置されていても持ち主がわからないので、発見の連絡が来ない
- 防犯登録のシールが見えないと「盗難車ではないか?」と思われて、警察の「職務質問」にあいやすい
- 防犯登録をしていない自転車に乗っていて職務質問にあった場合、お巡りさんから名前や住所などを聞かれ、盗難届が出ている自転車ではないかの照会が済むまで止められて、登録をするように注意される
などのデメリットがあります。
実際に盗まれてしまったら、防犯登録がしてあっても見つからないのでは?と思いがちですが、国産メーカーの自転車についてはそれぞれ車体番号の刻印があり、防犯登録のデータにはその番号も登録されています。
盗難後にシールをはがされていたとしても、防犯登録がされていれば、車体番号が手掛かりになり持ち主がわかるということになります。
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ネットで自転車を購入した場合は?
最近はインターネットでも、組み立てられていてすぐに乗れる状態で届けてくれる自転車専門の販売サイトがあったり、大手通販サイトでも豊富な種類の自転車が販売されています。
ネット通販で自転車を買って、モノが届いてたとしても防犯登録はどうすればいいの?と一瞬戸惑いますよね…。
自転車専門の通販サイトでは、
- 自転車を購入するときに同時に防犯登録を受け付けている
- 購入後でもサイトから防犯登録を申込める
ようになっています。
購入した通販サイトで防犯登録の申し込みを受け付けていない場合には…
- 身分証明書(運転免許証、健康保険証など)
- 「自転車の保証書、販売証明書」など販売店名、商品名、車体番号などがわかるもの
- または領収書、ネットの注文控えや発送控えなど(保証書、販売証明書の方がベターです)
- 登録料(500円~600円位・都道府県によって違う)
- 登録する自転車本体
を揃えて、「自転車防犯登録所」に指定されている最寄りの自転車販売店、ホームセンターなどに行けば登録することができます。
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オークションで買ったり譲ってもらった場合
インターネットオークションを利用したり、直接個人から自転車を買った、または自転車を譲ってもらった、というような場合には…
- 前の所有者に「譲渡証明書」という書類を記入、作成してもらう
- 「譲渡証明書」と自分の身分証明書、自転車本体を用意して自転車防犯登録所に行き、防犯登録をする
という方法になります。
「譲渡証明書」は特に書式は定められていませんが、各都道府県の「自転車防犯協会」「自転車軽自動車商協同組合」などの防犯登録管理団体のホームページから書式をダウンロードすることができます。
自転車譲渡証明書(神奈川県自転車防犯協会)
同じ都道府県内の場合、譲ってもらう自転車の前の所有者に防犯登録カードのお客様控えを送ってもらい、その控えと自分の身分証明書をもって新規に防犯登録をするという方法もあります。
またインターネットオークションの出品者が、自転車の販売業などの業者で、新車の出品の場合には、ネット通販の場合と同じで保証書や販売証明書を発行してくれる場合もあります。
そして防犯登録をしたら、すぐに…
- 防犯登録の登録カードは、自転車の保証書や取扱説明書などと一緒に保存しておくのと同時に…
- 登録カードや防犯登録のシールをスマホや携帯で撮影して、画像を保存しておく
ようにしましょう。
自転車の防犯登録は、登録カードを紛失してしまったり、シールがはがれてしまっても、再発行してもらえないため、画像などでスマホに入っているといざというときに役に立ちます。
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引越し等で住所が変わったら?
引越しで住所が変わった場合にも、防犯登録の住所を変更しておきましょう。
住所変更は都道府県によって…
- 防犯登録所(自転車販売店、ホームセンターなど)で手続きできる
ところと、
- 警察署の生活安全課または交番でしか手続きができない
ところがあります。
防犯登録所で出来るか、警察で手続きする必要があるかは、各都道府県警か防犯協会のホームページ、または電話で確認しましょう。
同じ都道府県内での引っ越しの場合
- 防犯登録のお客様控え(登録カード)
- 健康保険証、運転免許証などの身分証明書
を持っていき、「住所変更届」の手続きをします。
他の都道府県への引っ越しの場合
他の都道府県に引越す場合、手続きとしては2通りの方法があります。
- 同じ都道府県内での引っ越しの場合と同じで、新しい住所へ「住所変更届」の手続きをする(他の都道府県に引越しても防犯登録は有効です)
- 引っ越し前に、防犯登録のお客様控え(登録カード)と身分証明書を持っていき、「登録の抹消」の手続きをする。引っ越し後に「抹消手続きの控え」を持っていき、新しく防犯登録をする。
東京都の自転車防犯登録カード(東京都自転車商防犯協力会)
新しい住所で「住所変更届」の手続きをする方が一度で済み、登録料も発生しませんが、データの管理が各都道府県警ごとの管轄になっているなどの関係から、防犯登録管理団体では2番めの「一度抹消して、引っ越し後に新規登録をし直す方法」を勧めています。
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やはり防犯登録は大事
正直、自転車の防犯登録が義務だとはいっても罰則がないなら、登録しなくてもいいか…などと思わないでもなかったのですが、
- 新しく買った自転車の防犯登録をしていないなかった
- 譲ってもらったりオークションで手に入れた自転車の防犯登録をし直していない
というような場合に、自転車に乗っていて警察の職務質問にあうと、けっこう詳しく質問されて時間もかかり、けっこう面倒だったりします。
自転車でよく警察に止められる!無視したらどうなる?対策は?
ところが防犯登録をきちんとしてあれば、職務質問を受けたとき、盗難の被害に遭ったときなども、照会がスムーズにすみます。
そして何よりも…
実際に自転車の盗難にあった人が「どうせ見つからないだろう」と盗難届を出さずにいたにもかかわらず、100キロ以上も離れたところや県外で放置されていたのが見つかり、防犯登録のデータをもとに警察から連絡があり、自転車が戻ってきたという例もあるそうです。
もちろん防犯登録されている自転車が盗難にあった場合、100%発見されるわけではないと思いますが、防犯登録の仕組みはきちんと機能しているので、多少時間がかかったとしても、実際に自転車が戻ってきているので、義務である、ないにかかわらず防犯登録は大事だとあらためて実感した次第です。
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