生命保険に加入!?たばこの「コチニン検査」で「非喫煙型」へ!

 

「おすすめの生命保険があります!タバコを吸わない方は、検査を受ければ割安に入れる保険です!」

 

会社の昼休みに生命保険会社の営業の女性が、私に声をかけてきました。

 

一度狙いをつけたら、契約を取るまで絶対に逃さないことで、有名な女性です。

 

無理な条件をいえば勧誘されないと思って、「他の人よりお得な保険があればなぁ。」と言ったら、すぐに答えが返ってきたのです。

 

「なんとか逃げ切ろう!」と思ったのですが、『割安』という言葉に、思わず反応してしまいました。

 

そしてタバコを吸わない人が、検査を受けて入るという生命保険について、説明を聞いてみることにしました…。

 

非喫煙型の保険とは?

 

タバコを吸わない人を対象にした生命保険は、「非喫煙型」や「ノンスモーカー保険」などと呼ばれている保険で、「非喫煙者割引」という割引がついています。

 

タバコを吸う人に比べて、吸わない人は肺ガンなどの病気になるリスクが低く、死亡率も低いので、その分保険料を安く設定できるということです。

 

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車の任意保険で「ゴールド免許」や「レジャー目的の運転」だと、保険料が安くなるのと同じ仕組みです。

 

正直、生命保険というと、どこの保険も大きな違いはなくて、似たり寄ったりと思っていました。

 

タバコを吸っている、いないで、保険料に差が出るとは知らなかったので、断るどころか、説明の内容になんだか興味がわいてきてしまいました。

 

ニコチン?コチニン?検査

 

タバコを吸う、吸わないと一言で言っても、一日に何箱も吸うヘビースモーカーから、ごくたまに数本吸う程度の人まで、いろいろです。

 

また「タバコを吸わない」といっても、全く吸ったことがないという人と、以前吸っていたけれど、禁煙して今は吸っていないという人もいます。

 

そのあたりをどうやって調べて、何を基準に分けるのだろう?と思い、聞いてみました。

 

すると…

  • 以前、吸っていたかどうかは関係なく、「この一年間、タバコを吸っていないこと」が条件。
  • 実際に、喫煙、非喫煙の有無を調べる検査を受けて、タバコの反応が出なければ加入できる。

ということでした。

 

タバコのニコチンが体の中で代謝されると、「コチニン」という物質が排泄されます。

 

唾液に、この「コチニン」の反応があるかないかで、「この一年間、タバコを吸っていないかどうか。」がわかるそうです。

 

この「コチニン検査」の方法は、とても簡単で、綿棒のようなもので口の中の頬の内側を軽く2~3回こすって終わりです。

 

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実は私は若いころから、ずっとタバコを吸っていて、一年ちょっと前に禁煙したばかりなのです。

 

タバコをやめる方法はコレだ!パッチもガムも使わずスッパリ!

 

興味はあるけれど、条件的に入れないだろうと思っていたのが、一年以上前に禁煙したのなら大丈夫かも、と思い始めました。

 

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保険料が最大で30%も割安に!

 

最初は、断るつもりだったのですが…

  • この一年間タバコを吸っていないこと。
  • 過去にタバコを吸っていても関係ない。
  • 喫煙歴の検査はとても簡単。
  • 「非喫煙型」なら保険料が割安。

 

ここまで聞いていて、もう加入する気満々になってきました。

 

私が見せてもらった、パンフレットでは…

定期保険 5,000万円(万が一の時の保障金額)

保障の期間 20年

35歳 男性 では、月々の保険料が、

 

一般のタイプ 12,400円

非喫煙タイプ  9,850円で

毎月の差額が、2,550円でした。

 

1年では、月々2,550円×12ヶ月=30,600円

10年だと 年間30,600円×10年=306,000円

20年だと 年間30,600円×20年=612,000円

 

年齢や性別によって保険料が違うので、保険料の差額も一律ではありませんが、タバコを吸わない人の方が保険料が割安になります。

 

生命保険は10年、20年…と、長い間支払うものなので、月々の差額がそれほどの金額に見えなくても、積み重ねたら、けっこうバカに、なりません。

 

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保険に入った後にタバコを吸ったら?

 

見事に話の流れから、後日、私は非喫煙型の保険に加入することになり、具体的な保険のプランを決めました。

 

私の年齢や選んだ内容では、病院の診査が必要なので、血圧や問診などと一緒に「コチニン検査」を受けました。

 

反応は『陰性』で保険の診査が無事に通り、後日申込書を記入していたときに、こんな質問をしてみました。

 

『もしもこの保険に入った後に、タバコをまた吸ってしまったら、どうなるんですか?』

 

答えは、『まったく問題ありません』でした。

 

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保険自体が無効になるとか、『非喫煙』で割引になっている保険料が取り消しになって、保険料が高くなるとか…も無いそうです。

 

まあ確かに、この保険にはいる目的のために一年以上も禁煙して、無事に加入できたから、また吸う…という人は、あまりいませんよね。

 

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タバコを吸わないなら非喫煙型の保険がおすすめ

 

保険の勧誘が嫌で、話を聞かないようにしていた私ですが、非喫煙型の保険を知ってから、知人に宣伝するようになってしまいました(笑)。

 

『禁煙して割安な生命保険に加入できた』と、まわりの人たちに話しましたが、非喫煙型の保険のことを知らない人も、けっこう多いようです。

 

もしも生命保険のことを考えていて、

  • もともとタバコを吸わない人
  • タバコをやめて一年以上たつ人

ならば…

 

非喫煙型の保険を、選択肢のひとつに加えてみることを、おすすめします。

 

私が加入したときは、万が一の時の保障の保険にしかなかったのですが、今は入院のための医療保険にも、「タバコを吸わない人用」があります。

 

禁煙中とか禁煙を考えている人にも、『割安に入れる保険』というのは、禁煙のモチベーションアップにもなると思います。

 

タバコをやめたいけど…禁煙するメリットって何があるの?

 

ただし「コチニン検査」は、少し注意が必要です。

 

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簡単なようでけっこう精度が高いので、一年以上タバコを吸っていなくても、少し2~3本「ふかした」程度でも反応が出るようです。

 

ネット上では、「1ヶ月程度の、禁煙でバレない」などと書かれているものがありますが、 鵜呑みにしてはいけません。

 

コチニン検査のキットを取り扱っている製薬会社のホームページでも、「検査精度は安定ている」と書かれています。

 

参考 喫煙検査(コチニン検査)兼松ウェルネス株式会社

 

当然、陽性の反応が出てしまえば、非喫煙型の保険には入ることができません。

 

この保険に加入するときには、「タバコを一年以上吸っていない」という告知をすることになっています。

 

仮に喫煙を隠して、コチニン検査をパスしたとしても、ウソの告知、「告知義務違反」をしたことになります。

 

その場合契約の解除や、保障が受けられないなどのペナルティーをうけることもあるので、 軽く考えるのはやめましょう。

 

また、副流煙までは関係が薄いと思いますが、念のため検査の前は飲み会など、タバコの 煙が多いところは避けたほうが無難です。

 

ちなみに非喫煙型の保険は、保険会社によって取り扱いのあるところと、無いところがあります。

 

また、非喫煙型の保険は、タバコを吸う、吸わないだけが加入の条件ではありません。

 

タバコを吸っていなくても、現在の健康状態や持病、過去の病気・けがなどによって、加入が出来ないことも、あります。

 

非喫煙型保険の取り扱い、加入の条件や保険料の目安などは、各生命保険会社や店舗型の保険ショップなどで、問い合わせてみることをお勧めします。

 

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