芋煮会をやってみよう!仙台?山形?どちらの芋煮にする?

 

暑い!暑い!夏も終わり、虫の声が聞こえる頃になってくると、いよいよ食欲の秋!行楽の秋!ですね~。

 

休みの日に家族や学校の友達、職場の仲間とわいわい賑やかにアウトドアで楽しみたい、そんな季節がやってきました!

 

『いつもバーベキューをしているけれど、今回は何か別のものがいいな~。』

キャンプに行くけれど、メインの料理に何かいいものはないかな?』

 

秋のイベントの幹事を引き受けたけれど、何が良いか迷っている、なんていう方!

 

この季節になると東北地方ではぜったいに外すことのできない屋外イベント、 『芋煮会』はどうでしょうか?

 

芋煮会って、どんなもの?

 

芋煮会は東北地方の秋の風物詩なっている行事で、河原などで肉や季節の野菜を鍋にして楽しみます。

 

宮城県山形県がとても盛んですが、福島県や秋田県などでも行われているようです。仙台や山形では、春はお花見、秋は芋煮会というくらいメジャーで重要な季節のイベントなんですよ!

 

毎年9月になると山形市では 『日本一の芋煮会フェスティバル』開かれます。

 

直径6メートルの巨大な鍋とショベルカーのような大型重機で芋煮を作る光景が、よくニュースなどで紹介されますね。

 

 

スーパーマーケットでは芋煮会の具材セットだけではなく、芋煮に使う貸し出し用の鍋まで用意されます。ある意味、他の地方でのバーベキュー以上に親しまれている、秋の重要なイベントなんですね。

 

仙台市では広瀬川山形市では馬見ヶ崎川などの河原が『芋煮会』の場所として有名です。 河原の石を使ってかまどを作り芋煮を楽しむのです。

 

手ぶらで芋煮会を楽しみたい人には、キャンプ場やバーベキュー場、レジャーランドなどに芋煮会プラン用意されています。

 

また、お肉屋さんなどが芋煮の具材と鍋を河原などに届けてくれたり、なかには出来あがった芋煮を届けてくれるサービスまであるのです。

 

東北では10月初旬頃から始まって、10月下旬から11月初旬がピーク、紅葉の見ごろとともに終わる芋煮会。

 

たまには趣を変えて、どこか景色の良い場所で芋煮会やってみませんか?

 

仙台風の芋煮の材料と作り方

 

それでは仙台、山形、それぞれの芋煮の作り方を見てみましょう。

 

『芋煮』は、肉とサトイモなど季節の野菜を大きな鍋で煮込んで食べるのですが、地域によって食材、味付けが違います。

 

豚肉と里芋、その他野菜などを使って味噌味で仕上げた仙台風、牛肉と里芋、長ネギ、コンニャクなどを使って醤油味で仕上げた山形風にほぼ分かれます。

 

それでは、まず仙台風の芋煮から 見て行きましょう。

 

 

 

MEMO

1、材料を切ります。(具材の量は適量)

  • 豚バラ肉 (豚もも肉を使うところもあります)・・食べやすい大きさに切る
  • 里いも・・食べやすい大きさに切る
  • 大根・・いちょう切り
  • 人参・・いちょう切り
  • ごぼう・・ささがきにして、水にさらしておく
  • 長ねぎ・・斜め切り
  • こんにゃく・・手で一口大にちぎる
  • 清酒・・適量

お好みで、白菜、豆腐、まいたけ、しめじなどを入れても美味しいです。

2、鍋に水を入れ、豚肉、野菜、こんにゃくを入れて火にかけます。

3、煮立ったらアクをこまめに取り、清酒を加え、少し火を弱めて野菜が八分通り柔らかくなるまで煮たら、長ネギを入れ、味噌を溶き入れて火を止めます。

※みそは仙台味噌がお勧めです。

 

sendai-miso

ⓒ仙台味噌醤油株式会社

 

山形風の芋煮の材料と作り方

 

つぎに山形風の芋煮です。

 

 

 

MEMO

1、材料を切ります。(具材の量は適量)

  • 牛肉・・食べやすい大きさに切る
  • 里芋・・食べやすい大きさに切る
  • こんにゃく・・手で一口大にちぎる(玉コンニャクを使うことも多いです。)
  • ごぼう・・ささがきにして、水にさらしておく
  • 長ネギ・・斜め切り
  • 醤油、酒、みりん、塩・・・適宜
  • 砂糖(多め)

お好みで、白菜、豆腐、まいたけ、しめじなどを入れても美味しいです。

2、水をはった鍋に、こんにゃく、里芋、ゴボウ、醤油、酒、みりん、砂糖を合わせて煮ます。それぞれの量を加減して味を整えます。

3、ひと煮立ちしたらアクをとり、牛肉を入れます。

4、仕上げにネギを加えます。

※シメには、うどんを用意しておくと最高です!また残った芋煮にカレールーを溶かして作る 『芋煮カレー』は最近、山形で人気です。

 

仙台風の芋煮か?山形風の芋煮か?

 

さて、仙台風、山形風、どちらの芋煮にしましょうか?

 

実際に東北地方では、仙台風と山形風で 激しい火花を散らしているのでしょうか?

 

山形風こそ、本来の芋煮だ!』『仙台風のほうが美味しいに決まっている!』などと、互いにゆずらないとか…?

 

実は、私も仕事の関係で宮城県に住んでいたことがありますが、どちらが本家?というような 争いはありませんでした。

 

逆に、仙台の芋煮会では両方の芋煮作って、両方の味を楽しんでいました。

 

仙台風?山形風?どちらにします?

『どちらも美味しくて、決められません!』っていう感じです。

 

大人数で芋煮会を考えているならば、仙台風と山形風で味比べもいいですね~。

 

この秋、心も体も温まる、芋煮会で季節を味わってみませんか!

 

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