自然災害による車の保険!水没や雹害は対象になるの?

 

異常気象の影響なのでしょうか?

 

毎年のように大型の台風やゲリラ豪雨、突然の竜巻雹(ひょう)などによって、建物や車の被害が増えている気がしませんか?

 

テレビのニュースなどで、 冠水したガード下で車が水没したところ竜巻で車が引っくり返って壊れているのを見ると、びっくりしますよね。

 

交通事故は自分が気をつけていれば防げることもありますが、自然災害は防ぎようがありません。

 

自然災害に遭わないように 『車に乗らない!』っていう手がありますが、通勤や買い物に使っている人はそういうわけにもいきませんね。

 

もしも!車が台風や大雨で水没したり竜巻で引っくり返って壊れたときに、車の保険で補償されるのか調べてみました。

 

自然災害で起きそうな車の損害

 

天気の急変や台風などの自然災害で、実際に車がうける損害をみてみましょう。

 

水没

 

まず頭に浮かぶのは台風やゲリラ豪雨、川の増水などで車が水没してしまうケース。

 

最悪の場合、エンジン内部に 水が入ることによって、 走行不能となってしまいます。

 

エンジン内部まで水が入っていなくても、車内の床などまで水に浸った場合、水に含まれていた泥を除くのにクリーニング作業が必要になります。

 

竜巻による被害

 

最近、威力の強い竜巻が発生しています。

 

竜巻によって車が吹き飛ばされて破損してしまった場合はどうでしょう。

 

 

被害も外装に傷がついてしまう程度から、竜巻に巻きあげられて大破してしまうケースまで様々です。

 

雹(ひょう)害

 

初夏に発生することの多い雹(ひょう)直径5ミリ以上の氷の粒をいいます。

 

上空が真っ暗になり冷たい風が強く吹きはじめたと思ったら、雹(ひょう)が降ってきて車が傷だらけに!?

 

2000年5月に、茨城県南部から千葉県北部で降ったした雹(ひょう)は、最大で『ミカン大』でした。

 

走行に問題はなくても、車のボディが“エンボス加工”状態なってしまった車が多数ありました。

 

落下物・飛来物

 

竜巻台風などによって建物の一部が落下・飛来して、車にぶつかり破損してしまった。

 

また強風で木が倒れてきて、車がこわれてしまった…など。

 

台風の被害だけでなく、ゲリラ豪雨や竜巻の発生…最近、身近におきた自然災害は都市部も郊外も関係なく起きている気がします。テレビのニュース映像などを見ていても、とても他人事とは思えません

 

このような自然災害の被害は補償されるの?

 

答えからいくと、『Yes』です! ただし、『任意保険』に『車両保険』をつけて加入していることが必要です。

 

車両保険は加入や更新のときに、保険金額を設定します。車両保険で補償される額は、 実際に修理にかかった額です。

 

もしも修理代が保険金額を超える場合は、設定されている保険金額が全額支払われることになります。

 

雹(ひょう)害で傷だらけになった場合など、 走行に問題はなければがまんして乗るという選択肢もあるでしょう。

 

しかし自然災害で大破や走行不能になると、廃車することになってしまいます。

 

廃車の費用のほかに代わりの車の買い替えの費用まで、かなり痛い出費ですよね。

 

自然災害のニュースを見て愛車のことが心配になったら、

  • 車両保険に加入しているか?
  • 加入している場合はどのタイプの車両保険か?

を、一度チェックすることをおすすめします。

地震・津波・噴火による損害は補償の対象外です別に特約に加入することが必要になります。

 

車両保険について知っておきたいこと

 

自然災害で車が損害をうけたとき、車両保険で保障されますが、車両保険のタイプに注意しましょう。

 

『車両保険』には大きく分けて、『一般』『車対車+A』『車対車』の3つのタイプがあります。

 

このうち、『一般』『車対車+A』の2つのタイプの車両保険は、自然災害による損害も補償の対象になります。

 

 

『車対車』のタイプは車同士の事故のみが補償の対象です。また車両保険で補償されるのは、 車両本体の価格です。

 

カーナビやホイールなどは、別に申告してその分の保険料を払わないと、補償の対象にはなりません。

 

車両保険の保険金額は、 新車を買った場合は『車両の価格』になりますが、2年目以降は車の価値が下がる分、保険金額も下がります。

 

自動車保険を比較して車両保険を検討

 

車両保険の加入率は、2012年3月時点で42.1%、2016年3月が43.5%とほぼ変わらず5割未満となっています(損害保険協会調査)。

 

車の事故だけでなく自然災害でも補償される車両保険ですが、加入していないという人が半分以下ということになります。

 

理由としては…

  • 保険料の負担が大きくなる
  • 今まで事故には無関係だから
  • 買ってから年数が経っているから

などです。

 

車両保険は特に必要ないと思って、加入していなかったら…

 

ローンを組んで買ったばかりの新車が、水没や竜巻の被害で廃車になってしまってローンだけが残ってしまう

 

とか、

 

また、買ってから年数が経っていたり中古車で購入した車で、古いから車両保険は要らないと思って入っていなかったら、自然災害がもとで廃車になってしまい代わりの車を買う費用が必要になった…

 

なんていうこともあり得ます。

 

「自然災害も補償の対象になるのはわかったけれど、保険料の負担がね…」という人は自動車保険の比較サイトなどで見積もりをしてみましょう。

 

車の使いみちや運転する人によって、保険会社ごとに保険料に違いがあるので、条件によっては車両保険もふくめて割安に加入できるかもしれません。

 

大丈夫だと思っていても、いつやってくるかわからないのが自然災害、最近は異常気象の影響の災害も心配です。

 

車両保険は車同士の事故だけでなく、水没や雹(ひょう)害なども補償されるので、大きな被害を受けてから「急な出費が…」と頭をかかえてしまうことになる前に車両保険は加入しておくことをおすすめします

 

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